2024年6月22日(土)から2024年7月6日 (土)まで、Syndicate にてグループ展『バイパス/ BYPASS』を開催します。
初日のオープニングレセプションには作家も在廊予定です。また同日、モデレーターとして李静文さん(キュレーター)をお招きし、アーティストトークを開催予定ですので、是非足をお運びいただけますと幸いです。
BYPASSとは様々な表現者達が交わり、出発時から目的地までの分散、導入を目的とし、新しい空間を作るための実験的な場である。私たちは何かに近づくために回り道をしている。
新しい道を切り拓き、容量を拡大、接続するために既存のシステムからの脱却。そこには存在していないが、どこかにあるはずの何かに至るための道を探究する。
アーティスト :
石﨑朝子/Asako Ishizaki
1996年栃木県生まれ。
ストリートのリアリティから出発した表現をテーマに、彫刻・映像・パフォーマンスを用いて制作活動を行う。2023年武蔵野美術⼤学⼤学院造形研究科修⼠課程美術専攻彫刻学科コース 修了。
渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)や、スケーターやグラフィティライターによる街へのアクションから連想した《トレーシング・シティ》(2022-23)など、都市空間のフィールドワークを通して、
都市の他なる視点を再構築する作品を発表している。
近年の主な活動に「P.O.N.D.2023 Dialogue/あたらしい対話に、出会う。」(PARCO MUSEUM TOKYO,東京,2023)、「しじし」(CON_ ,東京,2022)、
「HAM2022 パフォーマンス わたしより⼤きなりんかくがみえる」 (筑波市の公共空間,茨城県 ,2022)、「路上のマチ」(WALLA,東京都,2021) などがある。
asako-ishizaki.com
Instagram:@asako_ishi
柏木瑠河/Ruka Kashiwagi
1991年東京都生まれ。
写真家。東京造形大学室内建築学科中退。写真表現を軸に活動するアーティスト。日常で見慣れてしまった物や、一見混乱する様に見える事柄から局所的なルールを見つけ、画面上で再構築し、オブジェクトを組み立てる。
2021年JAPAN PHOTO AWARD 太田睦子(IMA エディトリアルディレクター)賞
受賞。主な展覧会にKYOTOGRAPHIE KG + 2021 / JAPAN PHOTO AWARD EXHIBITION +INTUITION」HOTEL ANTEROOM KYOTO /「conflict」R for D /「Syndicate」opening Syndicate (kagawa )/ solo exhibition「Hustle and Bustle」LAID BUG / POP UP EXHIBITION [ 不可抗力]/BEAMS T HARAJUKU
/ Everything happens at the same time at the same place 渋谷PARCO 10F Commune
rukakashiwagi.com
Instagram : @ruka_kashiwagi
藤井智也/Tomoya Fujii
1984年香川県生まれ。
美術家。ヘリット・リートフェルト・アカデミー写真科中退。現代社会に氾濫するイメージ、物質との関係性を起点に、立体や映像で再構築を行い、作品を生成している。主な展覧会に、「亡霊のジレンマ」(229 GALLERY, 東京, 2023)、アトランティック・タッチ(BOOTLEG gallery, 東京, 2023)「Goodbye, then Hello」(アンテルーム京都, 京都, 2022), NEW VISIONS #03 (G/P gallery Shinonome, 東京, 2016) など。
受賞歴に2016、17 年「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD」ファイナリスト、2021 年「JAPAN PHOTO AWARD」シャーロット・コットン、シャオペン・ユアン賞受賞、WATOWA ART AWARD 2022 ファイナリストなどがある。
tomoyafujii.com
Instagram : @tomoya____fujii
余宮飛翔/Tsubasa Yomiya
1990年東京都生まれ。
写真家。東京造形大学室内建築学科卒。大学卒業後は都内スタジオで約3年間勤務。
イメージに潜む共通概念や表層から枝分かれるイメージを問い直し、新たに再構築した作品を製作している。
主な受賞歴に「IMA next 〃OPEN CALL〃GRAND PRIX /2022年」
「JAPAN PHOTO AWARD〃Xiaopeng Yuan賞 /2023年」
「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD〃SECOND GRAND PRIX /2023年」
tsubasayomiya.com
Instagram : @tsubasayomiya
モデレーター :
李静文 / LIJINGWEN
李は、作家、企画者、研究者として幅広い分野で活躍し、現代アートを多面的な視点から捉え表現しています。現在は東京藝術大学の博士後期課程に在籍し、彫刻の身体性と空間性を中心にデジタルフィールドにおける彫刻概念の研究を深めています。さらに、芸術団体「Upload AIR」の運営やウェブマガジン「The Colossus 巨像」の編集、アートコレクティブ「脱衣所」のメンバーとしても活躍しています。彫刻作家としてのバックグラウンドとメディア理論研究者の視点を融合し、独自のキュレーションでポストメディア時代のアートシーンを牽引することを目指しています。
https://lijingwen.icu
@celiamo_
会期 2024年6月22日(土) - 7月6日(土)
水 - 土 13:00 - 18:00
休廊 : 日・月・火
※水・木 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500
オープニングレセプション6月22日(土) 17:00 - 20:00
アーティストトーク 18:00 - 19:00
石﨑朝子 × 柏木瑠河 × 藤井智也 × 余宮飛翔
モデレーター : 李静文/ LIJINGWEN (キュレーター)
グラフィックデザイン : 栗山 紗季 @neuneutrino
2024年1月26日(金)から2024年2月18日 (日)まで、Syndicate にてグループ展『ミッシングリンク/ Missing link』を開催します。
初日のオープニングレセプションには作家も在廊予定です。また同日、モデレーターとして髙見 翔子さん(高松市美術館学芸員)をお招きし、アーティストトークを開催予定にしておりますので、是非足をお運びいただけますと幸いです。
ステートメント :
現代社会は近年テクノロジーを母体にアップデートを繰り返して来た。しかし、そこから産み出されたのは、恩恵よりもむしろ矛盾を孕んだ現実である。
万物の商品化とその大量生産によるモノ、コト、イメージの氾濫と増殖。曖昧さを許さない人間のカテゴライズ化。
私達の身体と自我は生活の中で静かに空白化しつつある。
本展示では、この様な社会の状況下で意識的に制作をする現代美術家3人による展示を行う。
捨てられた印刷物や都市やオンラインの広告など、社会に漂流する記号的イメージを漂白し消去し、個とメディアの関係性を問う島内秀幸、「崩壊と複製」をキーワードに、制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現する諫山元貴、写真を撮影するという日常的な行為を世界の触診となぞらえ、身体性が曖昧なものになっている情報の海のなかで、人間という生命体がサバイブするための呼吸法を模索する中川桃子。
この3人による空白化に対する視座は、自らが固有の存在である事を再認識させると共に、加速と分断を続ける世界の中での結節点となる。
アーティスト :
島内秀幸 / Shimauchi Hideyuki
1985年佐賀県生まれ、東京都在住。
現代社会に漂流する広告等の記号的イメージを漂白して消去する制作方法 を基軸として、個とメディアの関係性や、社会の中でのイメージの在り方を検証をしている。
受賞歴にWATOWA ART AWARD2023ファイナリスト、TOKYO FRONT- LINE PHOTO AWARD 2022 港千尋氏と小山泰介氏から審査員賞。主な展示に、『 亡霊のジレンマ』(229 GALLERY、東京、2023)、『I count three bodies』(ソノアイダ# 新有楽町、東京、2022)など。
www.hideyukishimauchi.com
諫山元貴 / Isayama Genki
1987年大分県生まれ、広島県在住。2014年吉野石膏美術振興財団在外研 修助成にてベルリンに滞在、Studio Haegue Yang のレジデンスプログラムに 参加。「崩壊と複製」をキーワードに、制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現する。
主な展覧会に、MOMAS コレクションIII期 (特別出品) 」(埼玉県立近代美術 館、2023) 、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.11」(高松市美術館、 香川、2022) 、「個展BankART Under 35 2021」(BankART KAIKO、横 浜) 、「Sights and Sounds:Japan」(ユダヤ博物館、ニューヨーク、2016)、など 。主な作品収蔵先に広島市現代美術館、ポモナ大学付属ベントン美術館、高松市美術館などがある。https://vimeo.com/user30253387
中川桃子 /Nakagawa Momoco
1992年京都生まれ、京都芸術大学大学院 芸術研究科芸術専攻 修士課程在籍。粘菌と共に生活し、写真を撮影するという日常的な行為を「世界の触診」となぞらえて制作を行う。主なモチーフとして、人間の皮膚や都市に おける建築物の壁など境界とされてきたものを扱い 、身体性が薄れゆく情報の海のなかで人類がサバイブするための呼吸法を模索している。
2023年度日本文化藝術奨学生。2023年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD準グランプリ。展示歴として「DOUBLE ANNUAL2023」(国立新美術館、東京、2023「) 写真は変成する3 INTERPLAY on POST/PHO- TOGRAPHY」(ギャルリ・オーブ、京都、2023)など。
www.onakayowai.studio.site
会期
2024年1月26日(金) - 2月18日(日)
水 - 土 13:00 - 18:00
休廊 : 日・月・火
※水・木 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500
オープニングレセプション 1.26 fri 17:00 - 20:00
アーティストトーク 18:30 - 19:30
島内秀幸 × 諫山元貴 × 中川桃子
モデレーター : 髙見 翔子(高松市美術館学芸員)
グラフィックデザイン : 栗山 紗季 @neuneutrino
Instagram | @syndicate_tak
Contact | syndicate.tak@gmail.com
Access |香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西
Syndicate - GANRA japan tour 2024
2024年1月20日(土)、1月21日 (日)にかけて、Syndicate にてドイツ・ベルリン発ドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS」の第二号「GANRA」の発売記念イベントを開催いたします。
イベント期間中は、誌面で取材を行った海外アーティストたちのビデオアート作品の上映、また初日20日には、17時よりSyndicate とMOLS によるキュレータートーク、18時よりベルリン在住のサウンドアーティスト MAKOTO SAKAMOTO によるライブパフォーマンスがございます。
皆さまのお越しをお待ちしております。
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ドイツ・ベルリン発のドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS」が主催するポップアップイベント「GANRA」を、2024年1月から2月にかけて香川、大阪、京都、福岡の4都市で開催することが決定。”完全な自律性”をあらわす「GANRA(ガンラ)」をテーマに、日英2ヶ国語で翻訳されたマガジン最新号の販売や、誌面でインタビュ ーを行ったアウン・ヘルデン(Aun Helden)、シャルバ・ニクヴァシュヴィリ(Shalva Nikvashvili)、ヤコポ・ベ ナッシ(Jacopo Benassi)、ティアゴ・デザン(Thiago Dezan)、インフィニット(Infinite)の5名が手がけたビデオア ート作品を日本で初上映。現代社会を表現したものや、社会改善が制作動機にあるイメージと向き合うことで、自律性とはなにか、そして個の存在認識とはなにかを参加者とともに考えます。また、2024年1月に最新ダブルレコードアルバムをリリースするベルリン在住のサウンドアーティスト・MAKOTO SAKAMOTOをプロジェクトメンバーとして迎え、現場の空間が持つマテリアルを原動とした実験的な即興ノイズ・アンビエント・サウンドスケープライブを披露します。
-ステートメント-
現代には、作者の思いを知らずして第一印象で排除されてしまう作品が多く存在します。いまや表現の自由は、国家権力だけでなく大衆の意見にも大きく左右され、それらによって排除されたものたちは、まるで姿の見えない霊魂のようにどこにも属することができず、社会に、生活に、自己に翻弄されながら、生と死の間をゆらゆらと漂うことしかできない状況にあります。検閲は時に単なる思いやりや常識にしか見えず、ある作品が不快だという理由で撤去したい人たちは自分達が検閲者となっていることを自覚していません。検閲はその人の政治的・社会的立場から発するため、振りかざす人自身には当然の道理に見えています。しかし、検閲される側からは、自分たちのための表現の自由が奪われていることがすぐに理解できるのです。「GANRA」とは、自分が何者であるのかを自らが決定し、実証すること。またどのような状況においても作者と作品が一体となり、完全な自律性を目指すことを表す意味であり、たとえば、社会を批判的に表現したもの、または社会改善が制作動機にあるイメージに対して強権的な検閲や制圧があったとしても、その状況から打破し、新しい手段を持って存在の可能性を生み出す行動や行為またはその人物のことを指します。現代の強権者たちは、わたしたち自らが制圧し合い、将来的には検閲が不要な社会を作り出すことを目的としています。だからこそわたしたちは、他律性が優勢にある現代の過度なコントロールから自身の想像力の限界を突破し、自らを表現することに萎縮せずに活動するためのポジティブな備えが必要になっていくでしょう。アートは、わたしたちが現実の社会と向き合うためのひとつの手段として存在するのです。MOLS magaziine第2号「GANRA」では、ワイルドな想像力を持ちながら挑発的に活動を続けるアーティストへ、自律性とはなにか、そして個の存在意識とはなにかをテーマに取材をしました。社会のなかで自身を曝け出して表現をするということはどういうことなのか、自分の感覚を解放し、アーティストと参加者がオープンな議論のきっかけになることを願っています。
-MOLSとは-
MOLSは、ベルリン拠点のドキュメンタリー&カルチャーマガジンとして2021年に創立。2022年に発売された創刊号では、あらゆる「BORDER(境界)」をテーマに、Petr Davidtchenko、Klaus Bo、 Valentin Ginius、Ryoji Hommaなど、ヨーロッパを中心に活動するアー ティストへインタビュー。また、マガジン編集長がベルリンで過ごした年越しの様子や、ロックダウン直後のリアルな街の風景を記録したフォトグラフとコラムも掲載。制限された時代に多種多様のイデオロギーを感じることの出来るインディペンデントイシューとして活動しながら、能動的にキャッチしないと見えない・聞こえないアンダーグラウンドカルチャーを中心に取り上げている。
MAKOTO SAKAMOTO / 坂本真
MAKOTO SAKAMOTOは、即興演奏を主にシンセサイザーを使った工業機械的な音やノイズ音といった抽象表現を織り交ぜ、サウンドスケープを実験的でシネマティックに表現するサウンドパフォーマンスアーティスト。2009年よりベルリンを中心にヨー ロッパで活動中の長崎県長崎市生まれの電子音楽作曲家。ベルリンでテクノミュージシャンとしてのアーティスト活動を経て、音楽が持つ楽曲的な要素や知識による解釈が聴衆に与える作用よりも、「音」そのものや「響き」、一般的な考えや表現の外側に位置する前衛的芸術、または表現者自身の思想や行動が直接影響する即興演奏などが聴衆に与える感覚や思考への影響力に注目し、独自のアートミュー ジックをリリースし続けている。現在ソロ活動の他に、作曲家でヴァイオリニストのHoshiko Yamaneとアンビエントミュージックのデュオや、ピアニストRieko Okuda、ギターリストTatsumi Ryusuiとの実験ノイズトリオ「夜光虫 / Noctiluca」など、EU圏で活躍する日本人ミュージシャンともコラ ボレーションしている。近年では、ロシア 人現代美術家Andrei Molodkinとともに、戦争被爆経験のある長崎から全世界に向けて核兵器廃絶を訴えかけるための前衛的なアートプロジェ クト「ATOMIC MESSAGE 長崎平和集会」や、アフリカ・チュニジアに住む若手アーティスト達の次世代文化を育成する実験音楽育成プログラムの監督を務めるなど、幅広い活動を行っている。
Syndicate - GANRA japan tour 2024
1.20(sat)
- Video Exhibition / 入場無料
Open 13:00 - 17:00
- Special Event / (入場料込み) ¥2,000-
Open 17:00 - 19:00
Curator Talk (Syndicate x MOLS) : 17:00~
Video : 17:30~ and Talk...
Makoto Live Performance : 18:00~(40-50min.)
※支払いは当日現金およびPaypayにて受付※
1.21(sun)
- Video Exhibition / 入場無料
Open 13:00 - 17:00
——
- 出演 -
〈Live performance〉
MAKOTO SAKAMOTO
〈Video Exhibition〉
Aun Helden, Rico Mehler, Shalva Nikvashvili, Thiago Dezan x Infinite, Jacopo Benassi
- 会場 -
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
www.syndicate-tak.com
@syndicate_tak
お問い合わせ先
MOLS / GANRA実行委員会
molsmagazine@gmail.com
@mols_magazine
この度Syndicate にて、JACKSON kaki、タムロ・ダベル、noisy_eye によるグループ展『DREAM STATE』が11月17日(金)から12月3日 (日)まで開催される。
本展は、人間にとって不都合がないユートピアを目指し拡張しているかのように思える現代のメタバース的オンライン社会が、オンライン上のリアリティーが追求されることにより、逆説的に、オフライン社会と同様に食事や睡眠等の生命維持活動 や、病気、死といったリスクが存在する世界になればどうかと仮定し、そのような2つのヴァージョン違いの世界(プラットフォーム)が確立された際の人間の"生"の帰属先、身体の"生"について思考を巡らせる。
初日11月17日(金)には、18時~21時でオープニングレセプションを開催(作家在廊予定)。また同日、高松市美術館学芸員の橘 美貴をモデレーターとして迎え、アーティストトークも開催予定。
[展示タイトル]
DREAM STATE
[参加アーティスト]
JACKSON kaki
タムロ・ダベル
noisy_eye
[会期]
2023年11月17日(金) - 12月3日(日)
土・日 13:00 ‒ 18:00 / 月・木・金 アポイント制(Instagram DM or E-mail)休廊:火・水
*OPENING RECEPTION:11月17日(金)18:00 ‒ 21:00
アーティストトーク開催予定(詳細は後日更新)
JACKSON kaki × タムロ・ダベル × noisy_eye
橘 美貴(モデレーター・高松市美術館学芸員)
[会場]
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
https://syndicate-tak.com/
@syndicate_tak
[Graphic design]
栗山 紗季( https://www.instagram.com/neuneutrino/)
本展は、チューリッヒ芸術大学に在籍する、中崎大河とLark Ringによるアーティストコレクティブ”ENTERPRISE"による企画展となります。国籍やバックグラウンドの違う9人のアーティストが参加します。
[ステートメント]
ENTERPRISE(エンタープライズ)は、スイス、チューリッヒを拠点とするアート・アソシエーションである。ENTERPRISEは、それが一時的に占拠する任意のスペースにおいて変革的な体験とそれによる内省を提供することを目的とする。ENTERPRISEは、アーティストLark Ringと中崎大河によって実現された芸術的構想であり、その名前は、世界的な産業、企業、商業へのオマージュであると同時に、これらの概念と戯れ風刺している。
本展は、ある倉庫のフロアを彷彿とさせるような静かで不穏な雰囲気を展示会場に作り出すことであり、そこではアート作品は共有された”展示状態”にはなく、(運搬など)過渡期にあるように見える。この中間的な状態は、はかなさ、無常の性質によって特徴づけられ、浮遊感を体現し、最終的には全ての事業(ENTERPRISE)が完全に解消されることにつながる。
ENTERPRISE『MANIFESTS』
アーティスト
Paulina Olowska
Takashi Kawashima
Rico Scagliola & Michael Meier
Karl Schmitt
Otto Szabo Robotto
Leandra Agazzi
Steve Fors
Taiga Nakazaki
Lark Ring
[会期]2023年8月4日(金) - 8月20日(日)土・日 13:00 – 18:00 / 月・木・金 アポイント制(Instagram DM or E-mail) / 休廊:火・水*OPENING RECEPTION:8月4日(金)18:00 – 21:00
[会場]Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
日本を拠点に国内外で活躍するアーティスト、安野谷昌穂の個展『Download 0』を、香川県高松市の現代アートギャラリーSyndicateとCENTER/SANUKIの二会場において6月24日(土)より同時開催。本展に先駆ける形で、東京・八丁堀のCENTER/EDOにおいてプレビュー展示が行われます。
安野谷は1991年兵庫県生まれ。日々の生活の中で感じ取る世界の情報や自然の中で得た観察や感覚に影響を受けながら、絵画、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、写真などのさまざまな作品を発表しています。これまでにCOMME des GARCONS SHIRTに作品が起用されるほか、ロックバンドHAPPYやMars89などとのコラボレーションも行うなど多岐にわたる活動を展開しています。
作家にとって、四国では初となる本展では、CENTER/SANUKIでは平面作品+小さな作品群で構成。Syndicateでは平面作品を軸に実験的な空間構成を予定しています。生命そのものが本来的に宿すエネルギーや神秘をことごとく祝福するかのような安野谷の作品は、観る者のうちにもまたそれが在るのだという事実を、実感として気づかせてくれることでしょう。
展示初日の6月24日(土)にはオープニングイベントを開催。夕方帯のSyndicateでは作家によるパフォーマンスを、それを経てのCENTER/SANUKIでは作家を交えてのレセプションといった二部構成となります。また、翌日6月25日(日)にはオープニングの一環としてCENTER/SANUKIにおいてドローイングワークショップを実施。クロージング7月23日(日)にはSyndicateでも同様に行われます。作家との一対一の対話から生まれる、自分だけのドローイングを施してもらうことのできる貴重な機会。ぜひ展示と合わせてご体験ください。
以下、展示詳細となります。
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安野谷昌穂『Download 0』
[PREVIEW EXHIBITION]
DATE:2023年6月7日(水) - 6月17日(土)
金・土 13:00 – 19:00 / 月~木 アポイント制(Instagram DM or E-mail) / 休廊:日曜
VENUE:
CENTER/EDO(東京都中央区八丁堀2-21-12)
@center_edo
*OPENING RECEPTION:6月7日(水)19:00 – 23:00
[MAIN EXHIBITION]
DATE:2023年6月24日(土) - 7月23日(日)
13:00 – 18:00 / 休廊:火・水・木曜 / 入場無料(両会場共通)
VENUE:
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
@syndicate_tak
+
CENTER/SANUKI(香川県高松市常磐町1-6-13)
@center_of_sanuki
*OPENING RECEPTION:6月24日(土)
Syndicate:15:00 – 17:00|CENTER/SANUKI:18:00 – 22:00
―
[作家プロフィール]
安野谷昌穂|Masaho Anotani @masahoanotani
1991年兵庫県生まれ。 国内外での個展やグループ展に参加。日本を拠点に活動中。幼少期から現在に至るまで自然の中で多くの時間を過ごし、その中で得た観察や感覚に強く影響を受けながら、絵画、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、写真などを使った作品を発表する。コラボレーションワークとしてZUCCa(2015-16 A/W)やCOMME des GARCONS SHIRT(2016-17 A/W)などがある。2016年にアートブック「STEIDL - WERK No. 23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”」が発表された。
Website : https://masahoanotani.com/
Yoshida Kazuo Solo Exhibition
『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』
4月28日より、現代美術家 吉田和生個展『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』が開催致します。
本展では、吉田が2012年より続けている、多様な視座による「光」を考察するプロジェクト「Air Blue」と同様の探求によって制作された3種の作品群を提示されます。
また本展フライヤーは、印刷されたフライヤーの上から、作家とデザイナーが一枚一枚サイアノタイプ(青写真)で露光し、全て異なるデザインになっております。
本展の開催に際し、4月28日にオープニングレセプションが実施される。また5月13日には、吉田と親交の深いアーティスト、菅亮平を招いてトークイベントを開催する。
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私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの
The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.
現在、アメリカ軍やNASAは80km以上の高空を宇宙空間と定義し、国際航空連盟(FAI)は、地球の空と宇宙の境界として高度100kmにカルマン・ラインを引いている。空中に設けられたこの定義は分類方法によって異なり、明確な縁はなく、あるのは大気の成分や温度による緩やかなグラデーションである。
人にとって空が青く、宇宙が黒く見えるのはこの大気の有無によるものだが、意識的に空の撮影をはじめて10年近くたった今でも、自身が何を撮り、作品として扱っているかを述べる簡潔な言葉はみつかっていない。それは果たして空なのか、光なのか、大気なのか宇宙(そら)なのか、、、非物質であり概念的なものと言えるが、ただ自分の上にカメラを向けているだけとも言える。
吉田和生
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EXHIBITION『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの
The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』
会期:4月28日 (金) - 5月14日 (日)
時間:13:00 - 18:00(月、火曜日休み)
会場:Syndicate 香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル 2F 西(琴電瓦町駅より徒歩5分)@syndicate_tak
https://syndicate-tak.com
syndicate.tak@gmail.com
オープニングレセプション
4月28日(金) 18:00 - 21:00
トークイベント(オンライン配信あり)
5月13日(土) 16:00 - 17:00 ※予約不要
吉田和生×菅亮平(アーティスト、SLAP総合ディレクター、広島市立大学講師)
@ryoheikan
グラフィックデザイン
岸田紘之
@hiroyuki_kishida700
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吉田和生 / Kazuo Yoshida
1982年兵庫県明石市生まれ、神奈川県葉山町在住。2004年滋賀県立大学人間文化学部生活文化学科卒業。
写真を制作の主体とし、対象に内在する時間・空間・色彩をデータとして収集、再構築することによって作品を発表、視座の可塑性を探る。
主な展示に、「Brave New World」ソウル市美術館,(韓国、2018)、「自然と人間:グロスに見渡すメディア芸術」北海道立釧路芸術館(北海道、2014)、「Picturing Plants – 植物のイメージ」群馬県立近代美術館(群馬 、 2013)などがある。
http://www.yoshid.info/
@kazuoyoshid