2025年4月19日(土)から2025年4月27日 (日)まで、Syndicate にて展覧会「脱臼する資本主義  Dislocated Capitalism」を開催いたします。
初日のオープニングレセプションには、本展キュレーターである坂本嘉明が在廊予定です。また4月26日(土)にクロージングイベントとして、ゲストをお招きし、アーティストトークも開催予定ですので、是非足をお運びいただけますと幸いです。

ステートメント:
現在、資本主義が世界を席巻しているのが現状ではあるが、その資本主義も環境破壊や格差などといった問題をはじめ、様々な問題を抱えつつあるといわれている。
そんな資本主義に生きている我々にとっての世界の中で、制作という行為がもつ意義は果たしてどのようなものだろうか。
アーティストは、多かれ少なかれ様々な方法で資本主義と向き合わざるを得ない。そして、それは時に悩み、迷い、議論し、作品として一時的にでも答えを出す。それが答えなのかどうかは時にアーティストにもわからない。
しかしながら、わからないからこそ、誰しもが考察したり、制作したりする余地は生まれる。
そんな、我々の生きている資本主義の世界の中から、それを脱臼させるようなメタファー、アイロニー、無意識、パロディなどといった観点から資本主義を批評し、その先にあるかもしれない世界について作品を通して考察する。
坂本嘉明

「脱臼する資本主義  Dislocated Capitalism」

Artist:
ダニエル・ホール
Y・N
楡木真紀
隅英夕

会期 2024年4月19日(土) - 4月27日(日)
OPEN 13:00 - 18:00 ※会期中全日OPEN予定※
オープニングレセプション: 2025年4月19日(土)17:00 - 20:00
クロージングトーク : 2025年4月26日(土)17:30 - 18:30
鑑賞料 : ¥500
Syndicate
〒760-0047 香川県高松市塩屋町9−9 渡辺ビル 2F西
https://syndicate-tak.com

キュレーター : 坂本嘉明
グラフィックデザイン : 柳川智之 @vorbildurbild



2025年2月15日(土)から2025年2月23日 (日)まで、Syndicate にて高松アーティスト・イン・レジデンス2024 参加アーティスト「メランカオリ」による展覧会『まつとしきかば今はちあわせ』を開催いたします。

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メランカオリ展
『まつとしきかば今はちあわせ』
2025年2月15日(土) – 2月23日(日)
13:00 – 18:00
※2月15日(土)のみ20:00まで
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 2F西)

アーティストコメント
「松・待つ・待ち・街」という掛詞をきっかけにして、高松で現代版の調伏と松の木立や盆栽のリサーチを行いました。高松で起きた掛詞にまつわる不思議な出来事の因果によって作品が生まれるのを待ちながら、作品が育っていくような機会となる展覧会を企画しています。流れ星みたく見えたらラッキーだが、見えないからといってアンラッキーというわけでもないような作品たち。だからこそ、どんなことに触発されて作品が動き出すのか私もわかりません。皆さまにお越しいただけるのを心よりお待ちしております!


メランカオリ / MELANKAORI
古文講師や地球儀の加工の仕事をしながら、「病院・刑務所・墓場に行き場がないものたちの管理人」という肩書きで独自の占いによる制作活動をしている。

東京都生まれ、神奈川県育ち、茨城県在住。2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。主な展示に、2018年グループ展「明け方の計略」(駒込倉庫/東京)、2018年「黄金町バザール 2018」(神奈川)、2021年「紀の国トレイナート 2021」(和歌山)など。企画した占いワークショップに、2018年「星々を震撼させるものたちの語らい」(blanClass/神奈川)、2022年「碇の旅打ち」(脱衣所/東京)。2016年「ゲンビどこでも企画公募2016 藤本由紀夫賞」(広島市現代美術館/広島)受賞。
https://www.melankaori.net/
@melankaori

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高松市では、市内にある、活用されていない資源を活用し、アーティストが一定期間滞在し、地域と交流しながら作品制作を行うことで、地域との協働を生み、地域に賑わいをもたらすとともに、アートの普及や若手アーティスト等の養成を行うことを目的として、アーティスト・イン・レジデンスを実施しています。
主催:高松市
お問合せ先:文化芸術振興課
Tel 087-839-2636
E-mail bunka@city.takamatsu.lg.jp


2024年12月14日(土)から12月29日 (日)まで、Syndicateにて平山昌尚による個展「高松、赤ちゃん/ Takamatsu, Baby」を開催いたします。

本展は、近年開催された展覧会『ニース』(ギャラリーαM、2023)、「神戸」(OBG eu.、2023)、「ART SHOW 2」(隙間、2024)の続編に位置付けられる。 東京から香川に移住した平山は、今年子どもを授かり、現在制作と子育てを並列して行なっている。そのような生活を送る中で平山は、フランスの画家アンリ・マティス (1869-1954)の『ダンスII』を引用し、自身の子どもに見せることができる作品制作を始める。アンリ・マティスは 、 昨年のギャラリーαMでの展覧会から平山が一貫して扱っているテーマであり、本展では平山の人生の一つの転機である子どもの誕生をきっかけとし、日常生活の中で紡がれる作品群を発表いたします。
初日はオープニングイベントとしまして平山昌尚による作品の公開設営を行います。設営後、オープニングレセプションを行いますので、皆さま是非足をお運びいただけますと幸いです。

ステートメント:
香川に移住し子供を授かりました。育児で制作する時間が限られる中、子育てと制作を同時にする試み=赤ちゃんに見せる作品を考えた。赤ちゃんの視力は0.1以下で視界はモノクロです。コントラストのある白・黒が伝わりやすいため、黒い色のメリー(アンリ・マティスの「ダンス」を引用)を制作しました。マティスはダンスⅡを制作した時期、プリミティブ・アートに惹かれていたようです。赤ちゃんに作品は届くのか原始的な試みです。平山昌尚

アーティスト: 平山昌尚 @masanaohirayama
会 期: 2024年12月14日(土)-12月29日(日) 開廊: 木~日 13:00~18:00
休 廊: 月・火・水
※木・金 アポイントメント制
予約はインスタグラム DM or E メールより
鑑賞料:¥500

オープニングイベント: 平山昌尚による作品の公開設営を行います。設営後、オープニングレセプションを行います。
12 月 14 日(土)17:00 - 20:00

ドローイングイベント: 平山昌尚があなたの持ち物にドローイングします。 (料金はサイズによって変動します。詳しくはお問い合わせ下さい)
12 月 28 日(土)13:00 - 18:00
※予約優先。ご予約はインスタグラムDMまたはEメールにて

平山昌尚 ひらやま・まさなお
1976年兵庫県生まれ香川県在住。絵画、パフォーマンスなど。主な個展に「ニース」Yvon Lambert(パリ、2024)、「ニース」Gallery αM(東京、2023)、「町の絵」clinic(東京、2022)、「NFT」NADiff Window Gallery(東京、2022)、「1~4」VOILLD(東京、2020)、「カード」TALION GALLERY(東京、2018)、「Book Show」Nieves(チューリヒ、2017)/ユトレヒト(東京、2017)など。主なグループ展に「平山昌尚×五月女哲平」OBG eu.(兵庫、2022)、「101 to 101」nidi gallery(東京、2021)、「楽観のテクニック」BnA Alter Museum(京都、2020)、「思考するドローイング」札幌大通地下ギャラリー500m美術館(北海道、2019)、「#12 Post-Formalist Painting」statements(東京、2017)、「Sylvanian Families Biennale 2017」XYZ collective(東京、2017)など

制作協力 : 矢野 恵司 @keijiyano_gd

開 場: シンジケート @syndicate_tak
〒760-0047 香川県高松市塩屋町 9-9 渡辺ビル 2F西
https://syndicate-tak.com
mailto:syndicate.tak@gmail.com


2024年11月23日(土)から2024年12月01日 (日)まで、Syndicate にてスペイン出身のアーティストSandra Mistou Chesa、フランス出身のアーティストJulien Chellesによる二人展「Errances / 放浪」を開催します。初日のオープニングレセプションには作家も在廊予定ですので、是非足をお運びいただけますと幸いです。

“Errance”はフランス語で放浪と訳すことができる。この言葉は明確であると同時に漠然としたものであり、通常、移動、特に歩行と関連している。
彷徨うとは、必ずしも物理的なものではなく、アイデアや感情の間を散歩するようなものである。直接的な目的もなく、スマートフォンで画像やテキストを延々とスクロールし続ける感じとも似ている。
現実とデジタル空間、そして私たち自身の親密さの間で分断された世界の実情において、彷徨うことは私たちにとって良い影響を与えないこともあれば、それ自体が解決策となることもあるだろう。
この展覧会では、二人が1年間日本に滞在し制作した作品、放浪のアイデアと共鳴する旧作を展開する。

“Errance” can be translate from french as wandering, a term both explicit and vague, usually associated with movement, and particularly with
walking, with the idea of roaming without a chosen destination, of losing oneself.
Can we find other ways or manifestations of wandering, a wandering that isn’t always physical, but more a stroll between ideas and feelings?
Or on our telephone, with images and texts that keep scrolling endlessly with no direct purpose.
In the actual state of the world, divided between reality, digital spaces and our own intimacy, wandering can be seen both as an harmful
consequence and a solution in itself for some of us.
This exhibition showcases works by Julien and Sandra both made during their year long trip around Japan and also a selection of older works
that resonate with the idea of wandering.

「Errances / 放浪」

Artist:
Sandra Mistou Chesa @mismissandra
Julien Chelles @j.chelles3000

会期 2024年11月23日(土) - 12月01日(日)
木 - 日 13:00 - 18:00
休廊 : 月・火・水
※木・金 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500

オープニングレセプション 11月23日(土) 17:00 - 20:00

Syndicate
〒760-0047 香川県高松市塩屋町9−9 渡辺ビル 2F西
https://syndicate-tak.com

グラフィックデザイン : Syndicate @syndicate_tak


2024年9月28日(土)から2024年10月13日 (日)まで、Syndicate にて展覧会「セルフケア/ self care」を開催します。

セルフケア(self care)とは、生活および健康を維持するために、身体的、精神的に関わらず、自分自身をケアすること、すなわち自分自身で世話をする・面倒を見ることである。基本的にはこうしなければならないというものは無く、自分の特性にあわせてできる事を行なっていくことがセルフケアの基本とされている。

通常、美術の展覧会においては、作家が完成させた作品を展示し、鑑賞者がそれら作品を鑑賞するという形態をとる。
今回は、作品を完成と定義する前段階の形態も”作品”として捉えることで、「完成/未完成」という主観的な定義を一度紐解く。制作者は完成した作品を展示しなければならないというしがらみを緩和させ、作品の枝分かれの可能性を許容する。
鑑賞者においては、完成された作品を観て作家の意図を探る、思考を巡らすという通常の鑑賞体験とは異なる作品の捉え方を可能とし、今後変化するであろう作品の道筋に介入する余地が開かれる。
本展は展覧会の中でのさまざまな役割を少しばかり緩く捉えることで、凝り固まった頭を解す試みである。

「セルフケア/ self care」

Artist:
衛藤隆世 @eto_cg
岡内大三 @daizook
kemono @unterdemmeer
田渡大貴 @d_tado
千葉尚美 @chibanaomi
noisy_eye @noisy_eye
藤井智也 @tomoya____fujii

会期 2024年9月28日(土) - 10月13日(日)
木 - 日 13:00 - 18:00
休廊 : 月・火・水
※木・金 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500
Syndicate
〒760-0047 香川県高松市塩屋町9−9 渡辺ビル 2F西
https://syndicate-tak.com

グラフィックデザイン : Syndicate @syndicate_tak



2024年6月22日(土)から2024年7月6日 (土)まで、Syndicate にてグループ展『バイパス/ BYPASS』を開催します。

初日のオープニングレセプションには作家も在廊予定です。また同日、モデレーターとして李静文さん(キュレーター)をお招きし、アーティストトークを開催予定ですので、是非足をお運びいただけますと幸いです。

BYPASSとは様々な表現者達が交わり、出発時から目的地までの分散、導入を目的とし、新しい空間を作るための実験的な場である。私たちは何かに近づくために回り道をしている。
新しい道を切り拓き、容量を拡大、接続するために既存のシステムからの脱却。そこには存在していないが、どこかにあるはずの何かに至るための道を探究する。

アーティスト :

石﨑朝子/Asako Ishizaki

1996年栃木県生まれ。
ストリートのリアリティから出発した表現をテーマに、彫刻・映像・パフォーマンスを用いて制作活動を行う。2023年武蔵野美術⼤学⼤学院造形研究科修⼠課程美術専攻彫刻学科コース 修了。
渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)や、スケーターやグラフィティライターによる街へのアクションから連想した《トレーシング・シティ》(2022-23)など、都市空間のフィールドワークを通して、
都市の他なる視点を再構築する作品を発表している。
近年の主な活動に「P.O.N.D.2023 Dialogue/あたらしい対話に、出会う。」(PARCO MUSEUM TOKYO,東京,2023)、「しじし」(CON_ ,東京,2022)、
「HAM2022 パフォーマンス わたしより⼤きなりんかくがみえる」 (筑波市の公共空間,茨城県 ,2022)、「路上のマチ」(WALLA,東京都,2021) などがある。
asako-ishizaki.com
Instagram:@asako_ishi

柏木瑠河/Ruka Kashiwagi

1991年東京都生まれ。
写真家。東京造形大学室内建築学科中退。写真表現を軸に活動するアーティスト。日常で見慣れてしまった物や、一見混乱する様に見える事柄から局所的なルールを見つけ、画面上で再構築し、オブジェクトを組み立てる。
2021年JAPAN PHOTO AWARD 太田睦子(IMA エディトリアルディレクター)賞
受賞。主な展覧会にKYOTOGRAPHIE KG + 2021 / JAPAN PHOTO AWARD EXHIBITION +INTUITION」HOTEL ANTEROOM KYOTO /「conflict」R for D /「Syndicate」opening Syndicate (kagawa )/ solo exhibition「Hustle and Bustle」LAID BUG / POP UP EXHIBITION [ 不可抗力]/BEAMS T HARAJUKU
/ Everything happens at the same time at the same place 渋谷PARCO 10F Commune
rukakashiwagi.com
Instagram : @ruka_kashiwagi

藤井智也/Tomoya Fujii

1984年香川県生まれ。
美術家。ヘリット・リートフェルト・アカデミー写真科中退。現代社会に氾濫するイメージ、物質との関係性を起点に、立体や映像で再構築を行い、作品を生成している。主な展覧会に、「亡霊のジレンマ」(229 GALLERY, 東京, 2023)、アトランティック・タッチ(BOOTLEG gallery, 東京, 2023)「Goodbye, then Hello」(アンテルーム京都, 京都, 2022), NEW VISIONS #03 (G/P gallery Shinonome, 東京,  2016) など。
受賞歴に2016、17 年「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD」ファイナリスト、2021 年「JAPAN PHOTO AWARD」シャーロット・コットン、シャオペン・ユアン賞受賞、WATOWA ART AWARD 2022 ファイナリストなどがある。
tomoyafujii.com
Instagram : @tomoya____fujii

余宮飛翔/Tsubasa Yomiya

1990年東京都生まれ。
写真家。東京造形大学室内建築学科卒。大学卒業後は都内スタジオで約3年間勤務。
イメージに潜む共通概念や表層から枝分かれるイメージを問い直し、新たに再構築した作品を製作している。
主な受賞歴に「IMA next 〃OPEN CALL〃GRAND PRIX /2022年」
「JAPAN PHOTO AWARD〃Xiaopeng Yuan賞 /2023年」
「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD〃SECOND GRAND PRIX /2023年」
tsubasayomiya.com
Instagram : @tsubasayomiya

モデレーター :
李静文 / LIJINGWEN
李は、作家、企画者、研究者として幅広い分野で活躍し、現代アートを多面的な視点から捉え表現しています。現在は東京藝術大学の博士後期課程に在籍し、彫刻の身体性と空間性を中心にデジタルフィールドにおける彫刻概念の研究を深めています。さらに、芸術団体「Upload AIR」の運営やウェブマガジン「The Colossus 巨像」の編集、アートコレクティブ「脱衣所」のメンバーとしても活躍しています。彫刻作家としてのバックグラウンドとメディア理論研究者の視点を融合し、独自のキュレーションでポストメディア時代のアートシーンを牽引することを目指しています。
https://lijingwen.icu
@celiamo_

会期 2024年6月22日(土) - 7月6日(土)
水 - 土 13:00 - 18:00
休廊 : 日・月・火
※水・木 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500

オープニングレセプション6月22日(土) 17:00 - 20:00
アーティストトーク 18:00 - 19:00
石﨑朝子 × 柏木瑠河 × 藤井智也 × 余宮飛翔
モデレーター : 李静文/ LIJINGWEN (キュレーター)
グラフィックデザイン : 栗山 紗季 @neuneutrino



2024年1月26日(金)から2024年2月18日 (日)まで、Syndicate にてグループ展『ミッシングリンク/ Missing link』を開催します。

初日のオープニングレセプションには作家も在廊予定です。また同日、モデレーターとして髙見 翔子さん(高松市美術館学芸員)をお招きし、アーティストトークを開催予定にしておりますので、是非足をお運びいただけますと幸いです。

ステートメント :
現代社会は近年テクノロジーを母体にアップデートを繰り返して来た。しかし、そこから産み出されたのは、恩恵よりもむしろ矛盾を孕んだ現実である。

万物の商品化とその大量生産によるモノ、コト、イメージの氾濫と増殖。曖昧さを許さない人間のカテゴライズ化。

私達の身体と自我は生活の中で静かに空白化しつつある。

本展示では、この様な社会の状況下で意識的に制作をする現代美術家3人による展示を行う。

捨てられた印刷物や都市やオンラインの広告など、社会に漂流する記号的イメージを漂白し消去し、個とメディアの関係性を問う島内秀幸、「崩壊と複製」をキーワードに、制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現する諫山元貴、写真を撮影するという日常的な行為を世界の触診となぞらえ、身体性が曖昧なものになっている情報の海のなかで、人間という生命体がサバイブするための呼吸法を模索する中川桃子。

この3人による空白化に対する視座は、自らが固有の存在である事を再認識させると共に、加速と分断を続ける世界の中での結節点となる。


アーティスト :
島内秀幸 / Shimauchi Hideyuki
1985年佐賀県生まれ、東京都在住。
現代社会に漂流する広告等の記号的イメージを漂白して消去する制作方法 を基軸として、個とメディアの関係性や、社会の中でのイメージの在り方を検証をしている。
受賞歴にWATOWA ART AWARD2023ファイナリスト、TOKYO FRONT- LINE PHOTO AWARD 2022 港千尋氏と小山泰介氏から審査員賞。主な展示に、『 亡霊のジレンマ』(229 GALLERY、東京、2023)、『I count three bodies』(ソノアイダ# 新有楽町、東京、2022)など。
www.hideyukishimauchi.com

諫山元貴 / Isayama Genki
1987年大分県生まれ、広島県在住。2014年吉野石膏美術振興財団在外研 修助成にてベルリンに滞在、Studio Haegue Yang のレジデンスプログラムに 参加。「崩壊と複製」をキーワードに、制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現する。
主な展覧会に、MOMAS コレクションIII期 (特別出品) 」(埼玉県立近代美術 館、2023) 、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.11」(高松市美術館、 香川、2022) 、「個展BankART Under 35 2021」(BankART KAIKO、横 浜) 、「Sights and Sounds:Japan」(ユダヤ博物館、ニューヨーク、2016)、など 。主な作品収蔵先に広島市現代美術館、ポモナ大学付属ベントン美術館、高松市美術館などがある。https://vimeo.com/user30253387

中川桃子 /Nakagawa Momoco
1992年京都生まれ、京都芸術大学大学院 芸術研究科芸術専攻 修士課程在籍。粘菌と共に生活し、写真を撮影するという日常的な行為を「世界の触診」となぞらえて制作を行う。主なモチーフとして、人間の皮膚や都市に おける建築物の壁など境界とされてきたものを扱い 、身体性が薄れゆく情報の海のなかで人類がサバイブするための呼吸法を模索している。
2023年度日本文化藝術奨学生。2023年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD準グランプリ。展示歴として「DOUBLE ANNUAL2023」(国立新美術館、東京、2023「) 写真は変成する3 INTERPLAY on POST/PHO- TOGRAPHY」(ギャルリ・オーブ、京都、2023)など。
www.onakayowai.studio.site

会期
2024年1月26日(金) - 2月18日(日)
水 - 土 13:00 - 18:00
休廊 : 日・月・火
※水・木 アポイントメント制 予約はインスタグラム DM or Eメールより
鑑賞料 : ¥500

オープニングレセプション 1.26 fri 17:00 - 20:00
アーティストトーク 18:30 - 19:30
島内秀幸 × 諫山元貴 × 中川桃子
モデレーター : 髙見 翔子(高松市美術館学芸員)

グラフィックデザイン : 栗山 紗季 @neuneutrino

Instagram | @syndicate_tak
Contact | syndicate.tak@gmail.com
Access |香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西


Syndicate - GANRA japan tour 2024

2024年1月20日(土)、1月21日 (日)にかけて、Syndicate にてドイツ・ベルリン発ドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS」の第二号「GANRA」の発売記念イベントを開催いたします。

イベント期間中は、誌面で取材を行った海外アーティストたちのビデオアート作品の上映、また初日20日には、17時よりSyndicate とMOLS によるキュレータートーク、18時よりベルリン在住のサウンドアーティスト MAKOTO SAKAMOTO によるライブパフォーマンスがございます。
皆さまのお越しをお待ちしております。

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ドイツ・ベルリン発のドキュメンタリー&カルチャーマガジン「MOLS」が主催するポップアップイベント「GANRA」を、2024年1月から2月にかけて香川、大阪、京都、福岡の4都市で開催することが決定。”完全な自律性”をあらわす「GANRA(ガンラ)」をテーマに、日英2ヶ国語で翻訳されたマガジン最新号の販売や、誌面でインタビュ ーを行ったアウン・ヘルデン(Aun Helden)、シャルバ・ニクヴァシュヴィリ(Shalva Nikvashvili)、ヤコポ・ベ ナッシ(Jacopo Benassi)、ティアゴ・デザン(Thiago Dezan)、インフィニット(Infinite)の5名が手がけたビデオア ート作品を日本で初上映。現代社会を表現したものや、社会改善が制作動機にあるイメージと向き合うことで、自律性とはなにか、そして個の存在認識とはなにかを参加者とともに考えます。また、2024年1月に最新ダブルレコードアルバムをリリースするベルリン在住のサウンドアーティスト・MAKOTO SAKAMOTOをプロジェクトメンバーとして迎え、現場の空間が持つマテリアルを原動とした実験的な即興ノイズ・アンビエント・サウンドスケープライブを披露します。


-ステートメント-
現代には、作者の思いを知らずして第一印象で排除されてしまう作品が多く存在します。いまや表現の自由は、国家権力だけでなく大衆の意見にも大きく左右され、それらによって排除されたものたちは、まるで姿の見えない霊魂のようにどこにも属することができず、社会に、生活に、自己に翻弄されながら、生と死の間をゆらゆらと漂うことしかできない状況にあります。検閲は時に単なる思いやりや常識にしか見えず、ある作品が不快だという理由で撤去したい人たちは自分達が検閲者となっていることを自覚していません。検閲はその人の政治的・社会的立場から発するため、振りかざす人自身には当然の道理に見えています。しかし、検閲される側からは、自分たちのための表現の自由が奪われていることがすぐに理解できるのです。「GANRA」とは、自分が何者であるのかを自らが決定し、実証すること。またどのような状況においても作者と作品が一体となり、完全な自律性を目指すことを表す意味であり、たとえば、社会を批判的に表現したもの、または社会改善が制作動機にあるイメージに対して強権的な検閲や制圧があったとしても、その状況から打破し、新しい手段を持って存在の可能性を生み出す行動や行為またはその人物のことを指します。現代の強権者たちは、わたしたち自らが制圧し合い、将来的には検閲が不要な社会を作り出すことを目的としています。だからこそわたしたちは、他律性が優勢にある現代の過度なコントロールから自身の想像力の限界を突破し、自らを表現することに萎縮せずに活動するためのポジティブな備えが必要になっていくでしょう。アートは、わたしたちが現実の社会と向き合うためのひとつの手段として存在するのです。MOLS magaziine第2号「GANRA」では、ワイルドな想像力を持ちながら挑発的に活動を続けるアーティストへ、自律性とはなにか、そして個の存在意識とはなにかをテーマに取材をしました。社会のなかで自身を曝け出して表現をするということはどういうことなのか、自分の感覚を解放し、アーティストと参加者がオープンな議論のきっかけになることを願っています。


-MOLSとは-
MOLSは、ベルリン拠点のドキュメンタリー&カルチャーマガジンとして2021年に創立。2022年に発売された創刊号では、あらゆる「BORDER(境界)」をテーマに、Petr Davidtchenko、Klaus Bo、 Valentin Ginius、Ryoji Hommaなど、ヨーロッパを中心に活動するアー ティストへインタビュー。また、マガジン編集長がベルリンで過ごした年越しの様子や、ロックダウン直後のリアルな街の風景を記録したフォトグラフとコラムも掲載。制限された時代に多種多様のイデオロギーを感じることの出来るインディペンデントイシューとして活動しながら、能動的にキャッチしないと見えない・聞こえないアンダーグラウンドカルチャーを中心に取り上げている。

MAKOTO SAKAMOTO / 坂本真

MAKOTO SAKAMOTOは、即興演奏を主にシンセサイザーを使った工業機械的な音やノイズ音といった抽象表現を織り交ぜ、サウンドスケープを実験的でシネマティックに表現するサウンドパフォーマンスアーティスト。2009年よりベルリンを中心にヨー ロッパで活動中の長崎県長崎市生まれの電子音楽作曲家。ベルリンでテクノミュージシャンとしてのアーティスト活動を経て、音楽が持つ楽曲的な要素や知識による解釈が聴衆に与える作用よりも、「音」そのものや「響き」、一般的な考えや表現の外側に位置する前衛的芸術、または表現者自身の思想や行動が直接影響する即興演奏などが聴衆に与える感覚や思考への影響力に注目し、独自のアートミュー ジックをリリースし続けている。現在ソロ活動の他に、作曲家でヴァイオリニストのHoshiko Yamaneとアンビエントミュージックのデュオや、ピアニストRieko Okuda、ギターリストTatsumi Ryusuiとの実験ノイズトリオ「夜光虫 / Noctiluca」など、EU圏で活躍する日本人ミュージシャンともコラ ボレーションしている。近年では、ロシア 人現代美術家Andrei Molodkinとともに、戦争被爆経験のある長崎から全世界に向けて核兵器廃絶を訴えかけるための前衛的なアートプロジェ クト「ATOMIC MESSAGE 長崎平和集会」や、アフリカ・チュニジアに住む若手アーティスト達の次世代文化を育成する実験音楽育成プログラムの監督を務めるなど、幅広い活動を行っている。

Syndicate - GANRA japan tour 2024

1.20(sat)

- Video Exhibition / 入場無料
Open 13:00 - 17:00

- Special Event / (入場料込み) ¥2,000-
Open 17:00 - 19:00
Curator Talk (Syndicate x MOLS) : 17:00~
Video : 17:30~ and Talk...
Makoto Live Performance : 18:00~(40-50min.)
※支払いは当日現金およびPaypayにて受付※

1.21(sun)

- Video Exhibition / 入場無料
Open 13:00 - 17:00

——

- 出演 -
〈Live performance〉
MAKOTO SAKAMOTO

〈Video Exhibition〉
Aun Helden, Rico Mehler, Shalva Nikvashvili, Thiago Dezan x Infinite, Jacopo Benassi

- 会場 -
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
www.syndicate-tak.com
@syndicate_tak

お問い合わせ先
MOLS / GANRA実行委員会
molsmagazine@gmail.com
@mols_magazine


この度Syndicate にて、JACKSON kaki、タムロ・ダベル、noisy_eye によるグループ展『DREAM STATE』が11月17日(金)から12月3日 (日)まで開催される。

本展は、人間にとって不都合がないユートピアを目指し拡張しているかのように思える現代のメタバース的オンライン社会が、オンライン上のリアリティーが追求されることにより、逆説的に、オフライン社会と同様に食事や睡眠等の生命維持活動  や、病気、死といったリスクが存在する世界になればどうかと仮定し、そのような2つのヴァージョン違いの世界(プラットフォーム)が確立された際の人間の"生"の帰属先、身体の"生"について思考を巡らせる。

初日11月17日(金)には、18時~21時でオープニングレセプションを開催(作家在廊予定)。また同日、高松市美術館学芸員の橘 美貴をモデレーターとして迎え、アーティストトークも開催予定。

[展示タイトル]

DREAM STATE

[参加アーティスト]

JACKSON kaki
タムロ・ダベル
noisy_eye

[会期]

2023年11月17日(金) - 12月3日(日)

土・日 13:00 ‒ 18:00 / 月・木・金 アポイント制(Instagram DM or E-mail)休廊:火・水

*OPENING RECEPTION:11月17日(金)18:00 ‒ 21:00

アーティストトーク開催予定(詳細は後日更新)
JACKSON kaki × タムロ・ダベル × noisy_eye
橘 美貴(モデレーター・高松市美術館学芸員)

[会場]
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)

https://syndicate-tak.com/
@syndicate_tak

[Graphic design]
栗山 紗季( https://www.instagram.com/neuneutrino/)


本展は、チューリッヒ芸術大学に在籍する、中崎大河とLark Ringによるアーティストコレクティブ”ENTERPRISE"による企画展となります。国籍やバックグラウンドの違う9人のアーティストが参加します。

[ステートメント]
ENTERPRISE(エンタープライズ)は、スイス、チューリッヒを拠点とするアート・アソシエーションである。ENTERPRISEは、それが一時的に占拠する任意のスペースにおいて変革的な体験とそれによる内省を提供することを目的とする。ENTERPRISEは、アーティストLark Ringと中崎大河によって実現された芸術的構想であり、その名前は、世界的な産業、企業、商業へのオマージュであると同時に、これらの概念と戯れ風刺している。
本展は、ある倉庫のフロアを彷彿とさせるような静かで不穏な雰囲気を展示会場に作り出すことであり、そこではアート作品は共有された”展示状態”にはなく、(運搬など)過渡期にあるように見える。この中間的な状態は、はかなさ、無常の性質によって特徴づけられ、浮遊感を体現し、最終的には全ての事業(ENTERPRISE)が完全に解消されることにつながる。


ENTERPRISE『MANIFESTS』

アーティスト
Paulina Olowska
Takashi Kawashima
Rico Scagliola & Michael Meier
Karl Schmitt
Otto Szabo Robotto
Leandra Agazzi
Steve Fors
Taiga Nakazaki
Lark Ring

[会期]2023年8月4日(金) - 8月20日(日)土・日 13:00 – 18:00 / 月・木・金 アポイント制(Instagram DM or E-mail) / 休廊:火・水*OPENING RECEPTION:8月4日(金)18:00 – 21:00

[会場]Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)


日本を拠点に国内外で活躍するアーティスト、安野谷昌穂の個展『Download 0』を、香川県高松市の現代アートギャラリーSyndicateとCENTER/SANUKIの二会場において6月24日(土)より同時開催。本展に先駆ける形で、東京・八丁堀のCENTER/EDOにおいてプレビュー展示が行われます。

安野谷は1991年兵庫県生まれ。日々の生活の中で感じ取る世界の情報や自然の中で得た観察や感覚に影響を受けながら、絵画、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、写真などのさまざまな作品を発表しています。これまでにCOMME des GARCONS SHIRTに作品が起用されるほか、ロックバンドHAPPYやMars89などとのコラボレーションも行うなど多岐にわたる活動を展開しています。

作家にとって、四国では初となる本展では、CENTER/SANUKIでは平面作品+小さな作品群で構成。Syndicateでは平面作品を軸に実験的な空間構成を予定しています。生命そのものが本来的に宿すエネルギーや神秘をことごとく祝福するかのような安野谷の作品は、観る者のうちにもまたそれが在るのだという事実を、実感として気づかせてくれることでしょう。

展示初日の6月24日(土)にはオープニングイベントを開催。夕方帯のSyndicateでは作家によるパフォーマンスを、それを経てのCENTER/SANUKIでは作家を交えてのレセプションといった二部構成となります。また、翌日6月25日(日)にはオープニングの一環としてCENTER/SANUKIにおいてドローイングワークショップを実施。クロージング7月23日(日)にはSyndicateでも同様に行われます。作家との一対一の対話から生まれる、自分だけのドローイングを施してもらうことのできる貴重な機会。ぜひ展示と合わせてご体験ください。

以下、展示詳細となります。


安野谷昌穂『Download 0』

[PREVIEW EXHIBITION]
DATE:2023年6月7日(水) - 6月17日(土)
金・土 13:00 – 19:00 / 月~木 アポイント制(Instagram DM or E-mail) / 休廊:日曜

VENUE:
CENTER/EDO(東京都中央区八丁堀2-21-12)
@center_edo

*OPENING RECEPTION:6月7日(水)19:00 – 23:00

[MAIN EXHIBITION]
DATE:2023年6月24日(土) - 7月23日(日)
13:00 – 18:00 / 休廊:火・水・木曜 / 入場無料(両会場共通)

VENUE:
Syndicate(香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル2F西)
@syndicate_tak
+
CENTER/SANUKI(香川県高松市常磐町1-6-13)
@center_of_sanuki

*OPENING RECEPTION:6月24日(土)
Syndicate:15:00 – 17:00|CENTER/SANUKI:18:00 – 22:00


[作家プロフィール]
安野谷昌穂|Masaho Anotani @masahoanotani
1991年兵庫県生まれ。 国内外での個展やグループ展に参加。日本を拠点に活動中。幼少期から現在に至るまで自然の中で多くの時間を過ごし、その中で得た観察や感覚に強く影響を受けながら、絵画、ドローイング、コラージュ、パフォーマンス、写真などを使った作品を発表する。コラボレーションワークとしてZUCCa(2015-16 A/W)やCOMME des GARCONS SHIRT(2016-17 A/W)などがある。2016年にアートブック「STEIDL - WERK No. 23: MASAHO ANOTANI “DEFORMED”」が発表された。
Website : https://masahoanotani.com/


Yoshida Kazuo Solo Exhibition
『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』


4月28日より、現代美術家 吉田和生個展『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』が開催致します。
本展では、吉田が2012年より続けている、多様な視座による「光」を考察するプロジェクト「Air Blue」と同様の探求によって制作された3種の作品群を提示されます。
また本展フライヤーは、印刷されたフライヤーの上から、作家とデザイナーが一枚一枚サイアノタイプ(青写真)で露光し、全て異なるデザインになっております。
本展の開催に際し、4月28日にオープニングレセプションが実施される。また5月13日には、吉田と親交の深いアーティスト、菅亮平を招いてトークイベントを開催する。
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私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの
The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.

現在、アメリカ軍やNASAは80km以上の高空を宇宙空間と定義し、国際航空連盟(FAI)は、地球の空と宇宙の境界として高度100kmにカルマン・ラインを引いている。空中に設けられたこの定義は分類方法によって異なり、明確な縁はなく、あるのは大気の成分や温度による緩やかなグラデーションである。

人にとって空が青く、宇宙が黒く見えるのはこの大気の有無によるものだが、意識的に空の撮影をはじめて10年近くたった今でも、自身が何を撮り、作品として扱っているかを述べる簡潔な言葉はみつかっていない。それは果たして空なのか、光なのか、大気なのか宇宙(そら)なのか、、、非物質であり概念的なものと言えるが、ただ自分の上にカメラを向けているだけとも言える。

吉田和生
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EXHIBITION『私がいないと私を求め,私がいると私の前から逃げるもの
The one who wants me when I am not there, and runs away when I am here.』

会期:4月28日 (金) - 5月14日 (日)
時間:13:00 - 18:00(月、火曜日休み)
会場:Syndicate 香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル 2F 西(琴電瓦町駅より徒歩5分)@syndicate_tak
https://syndicate-tak.com
syndicate.tak@gmail.com

オープニングレセプション
4月28日(金) 18:00 - 21:00

トークイベント(オンライン配信あり)
5月13日(土) 16:00 - 17:00 ※予約不要
吉田和生×菅亮平(アーティスト、SLAP総合ディレクター、広島市立大学講師)
@ryoheikan

グラフィックデザイン
岸田紘之
@hiroyuki_kishida700
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吉田和生 / Kazuo Yoshida

1982年兵庫県明石市生まれ、神奈川県葉山町在住。2004年滋賀県立大学人間文化学部生活文化学科卒業。
写真を制作の主体とし、対象に内在する時間・空間・色彩をデータとして収集、再構築することによって作品を発表、視座の可塑性を探る。
主な展示に、「Brave New World」ソウル市美術館,(韓国、2018)、「自然と人間:グロスに見渡すメディア芸術」北海道立釧路芸術館(北海道、2014)、「Picturing Plants – 植物のイメージ」群馬県立近代美術館(群馬 、 2013)などがある。

http://www.yoshid.info/
@kazuoyoshid


Group Exhibition『Ruins of Babel / バベルの跡地から』


2023年2月17日(金)から2023年3月5日 (日)まで、Syndicateにてグループ展「Ruins of Babel / バベルの跡地から」を開催いたします。
本展は、バックグランドが異なりながら、近年香川県に拠点を移し、主体的に活動している同世代の作家5人により企画され、作品の発表が行われます。是非ご高覧いただきますようお願い申し上げます。

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EXHIBITION
『Ruins of Babel / バベルの跡地から』

会期:2023年2月17日 (金) - 2023年3月5日 (日)
時間:13:00 - 18:00(水、木曜日休み)
会場:Syndicate 香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル 2F 西(琴電瓦町駅より徒歩5分) @syndicate_tak
https://syndicate-tak.com
syndicate.tak@gmail.com

- Statement -
齋藤祐平、藤井智也、矢野恵利子、noisy_eye、Juno Mizobuchiは、東京をはじめとした各都市での生活を経て、現在高松に拠点を構える5人の現代美術作家である。お互いの作品は見たことがあり、良い展覧会が作れる確信はあった。しかし知り合ったのは最近で、作品以外のことをよく知る関係とは言えなかった。

そこでまずは、オンライン上でスプレッドシートを使い質問を交わした。Q&Aで各作家の人間性や作家性を炙り出し、理解を深めようとしたのである。
しかし設問と回答を書き込んでいくやり取りには、相手の出方を窺うようなしぐさが入り込む。これはよく知らない相手に対して複雑な対話を試みているためだ。Q&Aによって炙り出されたのは、作家性よりも言語によるコミュニケーションのいびつさやこわばりだった。

コミュニケーションには様々な方法がある。営業、接客など、はっきりとした関係性を前提にして言葉を発したり、雑談など、相手の外側にある世界を視野に入れて言葉を発することなどがまずは挙げられる。またその裏で、言葉を交わさずとも人と人の間には動きや関係が生まれ続けている。
例えば自分と世界との間に考えるための拠点(創作物)を置き、世界全体と関係させ、対話を行うことである。それらを"造形コミュニケーション"と呼ぼう。

「コミュニケーション」という単語から一般に連想されるのは、言語による簡潔で合理的なやり取りだ。しかし、アーティストや芸術家と呼ばれる人々は作品を提示するプロセスの中で、言語コミュニケーションが切り捨てる抽象性を用いた造形コミュニケーションをこそ、重要視していたのではなかったか。

造形コミュニケーションは言語コミュニケーションに批判的に働きかけ、再考を促す。そして、芸術作品の制作だけでなく、料理や整理整頓など、日常的な行為の中にも造形コミュニケーションはあるはずだ。そこへ目を向けることを「豊かさ」と呼ぶだけでは、やはり何かが切り捨てられるだろう。本展では、その背後にあるものに対する各アーティストの視点を探る。


アーティスト:齋藤裕平 / Yuhei Saito
@yesyouareok
1982年新潟県生まれ。 2015年暮れに香川県へ移住するまで、主に東京都にて商店街の空き物件や引っ越し間際
の部屋などを借りての個展開催、路上でのフリーペーパー交換会、ライブペイントイベントや友人アーティスト
の展覧会の企画など様々な活動を行う。 移住後、妻の齋藤末度加と2017年に古書店 「YOMS」を開業。
古本のほか音楽家やアーティストによる制作物も販売しつつ、自身の絵画の制作及び発表を続けている。


藤井智也 / Tomoya Fujii
@tomoya____fujii
1984年香川県生まれ。
ヘリットリートフェルト・アカデミー写真科中退。イメージ、物質、記憶との関係性を起点に、制作過程で
様々なマテリアルを通過させることで、再構築を行い、写真を生成している。主な受賞歴に、
2022年 WATOWA ART AWARD 2022 ファイナリスト、2021年 JAPAN PHOTO AWARD Charlotte Cotton賞,
Xiaopeng Yuan賞受賞など。


矢野恵利子 / Eriko Yano
@erikoyanoeriko
1987年香川県生まれ。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁コース卒業。極めて個人的な問題のために見落とされ当事者の中で
積もり積もっていく小さな事象やストレスを、発想の転換をもってユーモアに変える作品を手がけている。
直近の主な展示として、 「せとうちの大気 美術の視点」(香川県立ミュージアム/2022) NEVER UNDER
CONTROL (鴨江アートセンター/2021) など。


noisy_eye
1987年生まれ。
@noisy_eye
デザインアカデミーアイントホーフェン (オランダ)で学ぶ。デンマーク、オランダ等への留学後、数年間の海外生活を経て帰国。
インターネット(オンライン)と現実社会 (オンライン) の往還を軸に、平面、立体作品を制作、発表している。
第21回グラフィック 1_WALL 都築潤奨励賞受賞。主な展示として、 Goodbye, then Hello展 (ホテル アンテルーム 京都)、
主張するゾーン展 (R for D)など。


Juno Mizobuchi
@juno_mb
1992年香川県生まれ。京都精華大学デザイン学部卒業。絵画作品を制作する。 展示、 アートワークの提供、壁画の制作などを行う。
イメージの風景をモノ (物) へと平面上で物質化させるというコンセプトのもと制作する。 主な展示として、 「SAKURA FES NIHONBASHI」
@ 東京日本橋駅構内、「Artist Fair Kyoto」 @京都文化博物館、 「モノミユサン -the intangible landscape -」 @ OIL Galleryなど。

グラフィックデザイン : @takashi_makabe

オープニングレセプション
2023年2月17日(金) 17:00 - 20:00
当日はお飲み物のご用意がございます。作家も在廊予定ですので、お気軽にお越しください。

皆様のご来場心よりお待ちしております。





戴飴霏・山ノ井梨紗子 二人展 『route/路』

2022年11月19日(土)から11月27日(日)まで、Syndicateにて二人展「route/路」を開催いたします。

『route/路』は、移動、自己組織化、非線的な物語についての展示です。この展示では "route" という言葉を出発点に、かたちを変えながら生きる私たちの存在を、ドローイングや版画作品を通して視覚化することを試みます。

———

[Statement]
Yへ
ひさしぶり。元気にしていますか?
最近、自分がどうしてここに来たのか、どうやって来たのか、わからないって思うことがあります。別に後悔しているわけではないのだけれど。ただ、わざわざこんなに遠くまで来といて、どんなふうにここまで来たか思い出せないなんて、ちょっと可笑しいなと思います。

みんな同じ目的地に向かっている。そこにたどり着くまでのルートだけが違う。そのルートだけが自分と他の人とを区別してるのなら、自分のルートをよく分かって、覚えておきたいと思う。でも、ほんとうに全部理解することってできるのかな。こういうふうに思うこと、ありますか?

からだに気をつけて。
Rより


Artist :
戴 飴霏 / Tai Yifei
台湾桃園出身。2020年筑波大学芸術専攻版画領域修士を修了。それから東京に移り、会社員をしながら、作家活動を継続。UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川2022に出品、台湾第19回国際版画ビエンナーレ、第8回山本鼎版画大賞展など、国内外の公募展に入選。版画のリトグラフという版種を媒体にして制作。普段から移動している人々を観察し、スケッチブックに描き出している。線表現を極めた白黒作品を中心に発表。
Instagram :  @tai_yifei


山ノ井梨紗子 / Risako Yamanoi
香川県高松市出身。2019年からフィンランド在住。ヘルシンキ芸術大学美術アカデミー版画科修了。版画・インスタレーション作品を中心に発表。他者のいる世界の怖さや美しさについて考えている。
web:https://risakoy.wordpress.com
Instagram :  @risakoy

Syndicate
会期:会期:2022年11月19日(土) - 11月27日(日)
住所:香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル 2F 西(琴電瓦町駅より徒歩5分)
開催時間:13:00 - 18:00(会期中無休)
※駐車場はございません。お車でお越しの方は、お近くのコインパーキングをご利用下さい。

皆さまのお越しをお待ちしております。

https://syndicate-tak.com 
syndicate.tak@gmail.com


オープニングエキシビジョン『Syndicate』

2021年12月17日 (金) - 2022年1月30日 (日)の期間、香川県高松市にスタジオ兼ギャラリーとしてオープンしたSyndicate では、オープニング展「Syndicate」を開催します。
本展は、Syndicate 設立者であるTomoya Fujiiとnoisy_eye及び、交流のあるアーティスト計8名によるグループ展です。
それに際し、展示初日12月17日にオープニングレセプションを行います。また期間中、参加作家の作品および作品集、グッズの販売を行います。

新型コロナウィルス感染拡大防止策として、スペースに入室の際はアルコール消毒のご協力をお願いいたします。

皆さまのご来場を心よりお待ちしています。


OPENIING EXHIBITON『Syndicate』

2021年12月17日 (金) - 2022年1月30日 (日)の期間、香川県高松市にスタジオ兼ギャラリーとしてオープンしたSyndicate では、オープニング展『Syndicate』を開催します。

本展は、Syndicate 設立者であるTomoya Fujiiとnoisy_eye、及び交流のあるアーティスト計8名によるグループ展です。それに際し、展示初日12月17日にオープニングレセプションを行います。また期間中、
参加作家の作品および作品集、グッズの販売を行います。

アーティスト:
Hiromichi Hata
Tomoya Fujii
noisy_eye
wimp
Ruka Kashiwagi
Hayate Ito
yukomayumi
Juno Mizobuchi

Syndicate
会期:2021年12月17日 (金) - 2022年1月30日 (日)
住所:香川県高松市塩屋町9-9 渡辺ビル 2F 西(琴電瓦町駅より徒歩5分)
開催時間:14:00 ‒ 19:00(不定休) ※Instagramにてご確認ください。

オープニング レセプション
2021年12月17日 (金) 16:00 - 21:00
当日はお飲み物のご用意がございます。作家も在廊予定ですので、お気軽にお越しください。

https://syndicate-tak.com
 
syndicate.tak@gmail.com